四度目になる、プロの噺家さんを招いての独演会。今回は柳家小満ん師匠に三席噺をご披露いただきました。

小満ん師匠は、観客に媚びず、自身のしっかりとしたこだわりを持って話芸に取り組まれるその姿勢にとても感銘を受けます。

そんな小満ん師匠の噺は、品格のある、「通好み」の芸。控えめな噺の中で、「くすっ」と笑わせるものがあったり、考え深いものがあったり、まさに本物でした。

この日は、小満ん師匠が久留米でお話しになるという事、また、当日地元紙の朝刊の案内が出た事もあり、沢山の方に足をお運び頂き、落語をご堪能頂きました。
本当にありがとうございました。

【今回ご披露いただいた噺】
 『弥次郎』、『夢の酒』、『妾馬』

【ちょっと裏話?!】
江戸落語の噺家さんだけあって、師匠は『江戸文化』というものに、とても精通していらっしゃるご様子。当長屋にも『江戸文化』に興味を持っている者がおり、懇親会では、江戸時代の地図『切絵図』を通しての地理や文化、また、江戸文化の世界への影響などの話題で大盛り上りでした

【師匠の一句】
趣味の一つとされている俳句。
この久留米・筑後ののんびりとした風景を感じ、一句頂戴いたしました。

    「麦秋の寝釈迦にあるや耳納山」