待ちに待った古今亭菊之丞独演会は、梅雨空の雲を
吹き飛ばす勢いで、早くからお客様も見え出足も上々!
ほぼ満席の会場には、追っかけの女性連も多く詰めかけ、
華やかな雰囲気に満たされてました。

いよいよ開演。
まずはお酒に強い師匠ならではの「替り目」の一席で
ご機嫌をうかがうと、そのまま、2席目の「幾代餅」へ。
男の一途さに胸うたれて幸せをつかむ展開のこの一席は、
女性を演じたら類を見ない師匠ならではの清涼感あふれる姿にお客さまも感激ひとしお。
中入り後の3席目は師匠の十八番ともいうべき「愛宕山」。
お客様は師匠の話芸にひきこまれ、幇間の一八が谷底から舞い
上がってきたように、浮遊したまんまでお開きとなりました。

落語会の若旦那・菊之丞師匠に魅了された一日でありんした。