前回6月に出演頂いた権太楼師匠は
11月に紫綬褒章受章され、
一緒に来られた筑紫野出身の弟子のおじさんは
11月からさん光で二ツ目に昇進。
権太楼師匠をとても良いタイミングで久留米にお呼びして
よかった。よかった。

今回は、志ん朝門下の志ん輔師匠。
一席目「紙入れ」は
旦那が今日は帰らないから遊びに来いと内儀に言われて、
遊びに行ったが、 急に旦那が帰り、慌てて紙入れを忘れた男。
二席目「お見立て」
花魁が会いたくないお客に死んだと若い衆に嘘を言わせ、
それを信じたお客がお墓参りに行く

遊びに行ったが、 急に旦那が帰り、慌てて紙入れを忘れた男。
二席目「お見立て」
花魁が会いたくないお客に死んだと若い衆に嘘を言わせ、
それを信じたお客がお墓参りに行く

三席目は子別れ(別名 子は鎹)
親子の情愛が子供を通して描かれた人情噺。
父親と子、母親と子、夫婦と子の家族愛がとてもうまく描かれており、
師匠はその場景の一つ一つを非常に丹念に繊細な動作で噺を盛り上げていく。
その姿は古今亭志ん朝師匠譲りの仕草なのか・・・。
今回も、親子の情愛に涙が出て止まらなかった。
いつ聴いても落語はほっとする空間がある。

【演目】

志ん輔  『紙入れ』
志ん輔  『お見立て』
志ん輔  『子別れ』

【番外編】

懇親会はお馴染みの居酒屋で行われたが、いつもぶっきらぼうの返事の師匠と違い、席を移動して我々仲間に愛嬌を!
この姿が師匠の本当の姿なの??