九州随一の大河、
そして、
われわれ久留米落語長屋の住人にとって母なる川

――― 「筑後川」

その雄大な流れの上で落語が出来るなんて、夢にも思っておりませんでした。

今回は「久留米まち旅博覧会/筑後川ライブクルーズ」とのタイアップで、屋形船での落語会「クルーズ寄席」を開催しました。

澄み渡る秋空の下、満員のお客様で賑わう屋形船「麒麟号」は、水天宮前の船着場から出航。

まずは沈み始めたお日様を背に上流へ。篠山城、工場群、河川敷のゴルフ場などを左右に眺めながら宝満川との合流点付近で折り返して再び水天宮付近に。

川の真ん中に停泊し、エンジンを停止すると、水面を抜ける秋風の音すら聞こえるような自然の静けさ。ゆっくりとした心地よいリズムで揺られながら、真心、泡浮、金太郎の三人が高座を勤めさせていただきました。

本当に貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。

■ 演目 ■
・落 語 『桃太郎』   全不可亭 真心
・落 語 『仏師屋盗人』 密家 泡浮
・落 語 『筑後生鰻』  福々亭 金太郎

ご協力いただいた皆様  ※50音順・敬称略
●江上工業(筑後川遊覧)0942-62-4407
●久留米まち旅博覧会事務局 0942-31-1730