春爛漫のみぎり、久留米シティプラザ「久留米座」にて、柳亭市馬・玉屋柳勢親子会を開催しました。300名を超えるお客様にご来場いただき、市馬師匠、柳勢師匠のナマの落語ご堪能頂きました。ありがとうございました。

※20年来お付き合い頂いているお客様が新聞を作って下さいました

新聞より抜粋:

久しぶりになまの落語を聴きに久留米に向かう。久留米落語長屋は30回を迎えた。会の世話をしている方の中には50年以上のお付き合いの方もいる。我が学生の頃には、落語家になれるのは江戸っ子(江戸落語の場合)でないと言われていて、九州生まれで落語家など、とんでもないことであった。古今亭志ん馬(六代目は小倉出身1935~1994)のような例外はあるが、九州出身の落語家は少なかった。

そんな中、柳亭市馬師は豊後大野市緒方町で生まれ(1961年12月6日生まれ)武田高等学校を卒業し五代目柳家小さんに入門した。五代目柳家小さんは永谷園のお茶漬けのコマーシャルでご記憶の方もいらっしゃるだろう。この日市馬師は枕(噺の導入部分)で、お茶漬けのコマーシャルに出ていたが、師匠が永谷園のお茶漬けを食べているのを5年間の内弟子生活で一遍も見たことがないと笑わせた。
九州出身で真打になって、さらに落語協会の会長までなったというのは本当にすばらしい。出し物は「長屋の花見」と「片棒」であった。歌がうまいことで知られている市馬師の相撲の呼出しの声だけで3,800円の価値があると思った。