45年ほど前に立川談志が久留米市民会館小ホールで独演会を開いている。今回はそのお弟子さんである「立川生志・立川談慶兄弟会」。

共に久留米には関係のあるお二人である。

生志さんは福岡出身であり、久留米市内でも2~3ヶ所で随時独演会を開いている実力のある人気噺家さんである。

談慶さんは社会人になって最初の赴任地が福岡で、
その時に見つけたのが久留米の奥さんようである。

今回は200名以上のお客様が来場されていたが、噺が終わり、幕が下り、追い出しの太鼓がなり、満足されたお客様が余韻を残し会場を後にされる姿に格別な思いがあった。

【演目】
談慶  看板のピン
生志  反対俥
談慶  人情八百屋
生志  井戸の茶碗

【番外編】
今回の20回を持って私の担当は終わった。1回目の藤兵衛師匠から今回のお二人まで24名の噺家さんにご出演頂いた。久留米で実力のあるプロの江戸の生の噺を聴きたい思いで始めた独演会であった。
各流派の噺家さんが出演を毎回快く引き受けて頂き、厚くお礼を申し上げたい。
有難うございました。(佐藤)