28年かけて500噺を達成した落語会の大御所をお呼びしての待ちに待った親子会。窓輝師匠は圓窓師匠のお弟子さんであり、本当の親子でもあります。
三遊亭圓窓師匠は久々の来久であった。
今から、40年ほど前に、師匠がまだ笑点のメンバーだった頃、石橋文化ホールで収録録画以来ではなかろうか。
今回は師匠の生の落語がじっくり聴けるチャンス。
「鶴」と「叩き蟹」を楽しみにしていた。「鶴」は前座噺であるが、師匠の手にかかれば、素晴らしい聴ける噺に変わる。「叩き蟹」は師匠の十八番である。CDで聴いていた落ちよりまた変わっている。
やはり、師匠の噺は余裕があり、貫録があり、落ち着いて聴ける。師匠の生の噺が聴けて大大満足でした。圓窓師匠の噺を聴いていると落語は本当に「話芸」であると思う。
【演目】
窓輝 『釜泥』
圓窓 『鶴』
窓輝 『武助馬』
圓窓 『叩き蟹』
【番外編】
圓窓師匠は博学で好奇心旺盛である。
「この川は何?」
「筑後川です。筑紫次郎とも言います。」しきりにメモを取られる。
「師匠!水天宮は久留米が全国の総本宮です。」
「あ~有馬の殿様だよね。」