例年より少し早い、秋の訪れ。気持ちの良い秋晴れのこの日、六ツ門大学にて、素人寄席を開催いたしました。

今回は落語三昧の計六席。「若手」と「ベテラン」の対決と銘打って開催!若手は粋に、ベテランは味を発揮!といきましたでしょうか?

開口一番は久々登場の琉珍。久留米特産の植木(田主丸)と酒(城島)にかけ、植木屋と酒が登場する『青菜』を演じました。
庭師が上等の冷酒をきゅーっと呑む場面では、お客様から「美味しそう!」「何だか、かわいらしい!」との声も。第一席目から沢山笑って頂きました。

また、最年長83歳のいちけんは、新ネタ『ぜんざい公社』を披露。融通の利かない官吏を風刺する噺は、政治の話題で盛り上がるこの時期に、妙にマッチ。
「ぜんざいを食べるための」許可証取得に駆け回る男を熱演し、いちけんも思わず汗だくに!?

この他、飲み会に酒の肴を持ち寄ることになり、乾物屋で盗みを働いてしまう『寄合酒』。
花火会場での職人と武士の騒動、結末がスカッと爽快な『たが屋』。
夜逃げ男が住む、何も無い家に侵入した泥棒の「プロ根性」を描いた『だくだく』。
初めて食べた秋刀魚の味が忘れられないお殿様。食欲の秋にぴったりな『目黒の秋刀魚』。
楽しく演じさせていただきました。

今回も沢山の方から温かい笑いを頂戴しました。本当にありがとうございました。

■ 演目 ■
 ・落 語  『青菜』        鶴家 琉珍
 ・落 語  『寄合酒』      しらが家夢酎
 ・落 語  『たが屋』      笑っ亭 風太郎
~ 中入り ~
 ・落 語  『ぜんざい公社』  絣家 いちけん
 ・落 語  『だくだく』      全不可亭 真心
 ・落 語  『目黒の秋刀魚』  福々亭 金太郎

■ 番外編 ■
この日近くの「六角堂広場」で開催されていたのは、「焼き鳥日本一フェスタ」。
過去最多の17店が出店しての創作焼き鳥対決に、二日間で5万人が来場!本当にすごかった!
久留米のB級グルメは、やっぱりよかね~。